
2025年1月
明けましておめでとうございます。
正月休みに岡田准一主演の「関ヶ原」を見ていました。岡田准一演じる石田三成は豊臣家の「義」を通すために決め事を破る徳川家康を成敗しなくては!
まさに家康が「不義」と考えたのだと思います。
しかし、家康は秀吉に育てられた七将を取り込んだ「人ったらし」だったのでは?
それだけ魅力的な人物だったのかもしれないですね。
明治維新の時も会津藩の家臣は「時代は動いているから、我々が京都に上ることは反対です。」と城主「松平容保」に進言していました。
しかし、容保は徳川への「義」を通して破滅へと向かっていきます。
薩長土肥が「不義」だったとは言いませんが、当時の戦法の名を名乗ってから戦う作法を無視して、奇兵隊は散兵戦法でゲリラ的に戦っていたといいます。
ここにも多くの人に親しまれ、薩長同盟を成立させた「人ったらし」の坂本龍馬がいます。
「義」が必ず「不義」に勝つわけでも無いのかもしれないです。
アメリカの大学では1年生に芸術の授業を徹底的に行うらしく、芸術は今ある物を否定し、より良い物を生み出す行為だと捉えているようです。
これは芸術だけではなく、経済のあり方、社会のあり方でも必要な考え方であると思います。
過去の「義」を否定して、新しい「義」を生み出す行為です。
闇バイトという言葉が生まれた今の時代の「義」なんだ?
時代を変える「人ったらし」は現れるのか?
今年は巳年です。
巳年は、脱皮を繰り返して新たな姿に生まれ変わるヘビのイメージから、復活や再生を意味する干支です。
アメリカの大統領が新しくなり、日本も少数与党の国会運営になり、どのような年になるのか注視して過ごす必要があります。
ちなみに過去の巳年には「大化の改新」「フランシスコ・ザビエル来日布教開始」「室町幕府滅亡」「世界恐慌」「太平洋戦争開戦」「昭和天皇崩御」「アメリカ同時多発テロ」などがありました。
過去の出来事を見ても時代の流れを見抜く力が必要だと考えます。